ecommitは第10期を迎えました!

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2017 10 14
川野輝之
代表取締役社長

ecommitは第10期を迎えました!

こんにちはecommitの川野です。

今年の8月17日で創立10周年を迎えたecommitですが、10月1日に法人としての9年目を終え、第10期を迎えました。

この節目の期の始まりに、今までの振り返ると同時に、あらためて今後向かうべき道について考えましたので、その一部を紹介したいと思います。

 

《振り返り1:今までの感謝と謝罪(後悔)》

一般的に中小企業の90%以上が設立10年以内に消滅してしまうと言われています。

http://askigyou.net/ki-ritsu

 

そんな中ここまで生き残れたのは、今まで支えてくださったお客様、途中で去ったメンバーも含めて、ecommitを一緒に作り上げてくれた大切な仲間、まわりで力を貸してくださっている関係者の皆様、そして何より、ここまで身近で支えてくれた家族のおかげです。

 

少しだけ紹介すると、

 

・   創業当時、同業者からの圧力や様々なトラブルを、電話一本で解決してくれた謎の農家のおっちゃん。

・よそ者な上、信用力も全くない当社に『この若造にお金を貸してやれ!』と銀行に一緒に行って(殴り込んで?)くれた近所の会社の会長さん。

・   始めはなかなか営業が上手く行かず、本当に苦しんでいる時に、まだ数回しか会っていなかったのにもかかわらず、『この会社とこの会社とこの会社、行っておいで。話は通しておいたから。』と、大手を何社も紹介してくれた某リサイクル大手の専務。

・   『この会社をどうしたいのか?何のために事業を行うのか?』という経営において1番大事な問いをしてくれた大切なパートナー。

・   プレハブ小屋が事務所、小さくてボロい倉庫で創業した当社に、事業拡大の最大のきっかけになった企業誘致の声をかけてくださった市役所の職員さん。

・   当社スタッフがお客様の店舗で絶対にあってはいけない大事件を起こしてしまい、謝罪に行った時、普通なら一発で契約解除でもおかしくないのに、『ecommitはこんなところで躓く会社じゃないでしょう?もっともっと大きくなる会社でしょ。本件を重く受け止めて、社員一丸となって解決しなさい。』と他社のことなのに涙を流して叱ってくれた一部上場企業の部長。

とてもここには書ききれませんが、ecommitは本当に多くの人に支えてもらってここまでくることができました。

 

本当は一人ひとり直接お礼したいところですが、この場を借りて心よりお礼の気持ちを届けたいと思います。

『本当に、本当に有難うございました!!』

 

そして、今までを振り返ると、後悔も数多くありました。

・   代表者である自分の未熟さが原因で、会社を去ってしまったメンバーも数多くいます。

大事な人生の一時をecommitにかけてくださったのにもかかわらず、個人的な感情や、怠慢で無下にしてしまったこともあり、経営者としてあるまじき姿勢だったと反省してもしきれません。人間的にあまりにも未熟だった。

僕がしっかりしていれば、今幹部候補に育っていた可能性の高い優秀な人も数名いました。

『人が全て』を痛感している今は、どれだけ愚かだったか良くわかります。

二度と同じ過ちを繰り返さないよう、常に意識をして行動し、少しでも人間として成長できるよう努力を続けていきます。

 

・   前々から海外には大きなリスクが隠れていると分かっていました。ちゃんと気付いていました。それにもかかわらず、手が打てていなかった。

2年前のインドネシアの輸入規制の影響で急遽約6億円の売上が3分の1以下に。

2期連続大きく赤字を出してしまったせいで、この会社の、否、『この経営者の』といった方が正しいかもしれませんが、行く先に不安を感じさせてしまいこの会社を去っていったメンバーも何人もいました。

大事な決断をしないままに、事が起きてから慌てふためく自分の姿と、せっかく入ってきてくれた優秀なメンバーを引き止める力がなかった事は、本当に悔しくて、情けなくて、涙もでない、言葉には表現しきれない苦しい体験でした。

 

ある日憧れの某リユースショップの社長が仰ってくださった、

『常に先の先を考えておけ、そして常に最悪なパターンも考えていくつも手を準備しておけ』という言葉が、今は心に刻み込まれています。

足元の損益だけにとらわれず、常に先を考える。そして、常に第一案が駄目だったパターンも想定し、準備しておくことを心がけ、この節目の10年にガチッと足場を固めたいと思います。

とても情けない内容でここには書ききれませんが、他にも今までご迷惑をおかけしてしまった人も沢山いるのが正直なところです。

この場を借りてあらためて謝罪いたします。

『本当に、本当に申し訳ございませんでした。』

 

上記のような感謝してもしきれない、そして謝っても謝りきれない沢山の人。

勝手な考え方かもしれませんが、この沢山の人にすこしでも恩返しや謝罪の気持ちを伝えるために今僕らがやらなくてはならないこと。

それはやはり、『本当にいい会社』をつくりあげることだと考えています。

当社において本当にいい会社の定義は、一緒に働く家族の幸せと、本当に世の中に役立つ環境ビジネスを追求する会社です。

 

少しでもそこに近づくために、5年後はどこにいなければならないのか?そしてそこにいくために3年後は、今期は、何をしなければならないのか?

 

今期行う様々なアクションプランが、ちゃんとそこに繋がっているかどうかを常に確認し、一歩一歩進んで行きます。

 

まだまだ足りないところだらけの会社ですし、僕自身足りないところだらけの人間です。

今はまだ、理想と現実のギャップはとても大きいですが、絶対にその理想を見失ったり、途中で諦めたりすることはありません。

今後もecommitを、厳しくも暖かく見守っていただけると幸いです。

 

《振り返り2:第9期を終えて》

下記は今期の振り返りと、来期の計画について簡単にまとめてみました。

まるで金融機関提出用資料のコメントみたいになってしまったので、つまらない内容かもしれませんが、お時間があればお目通しください。

 

【第9期に行ったこと】

第9期を振り返ると、本当にしんどい1年だったなぁという印象でしたが、全力疾走していたせいかあっという間に一年が過ぎました。

取り組んだのは、、、

・   組織体制の変更

9期最大のトピックは、何と言ってもこれです。

創業3年目から外部で手伝っていただいていたナガヤンこと永山由高(取締役経営戦略部長)とナガヤンの学生時代の同級生であるヨシイさんこと吉居大希(取締役管理部長兼事業部長)の2名が役員になってくれたことです。

これにより、事業の推進スピードが格段に上がった上、代表である自分に対して強力なブレーキ役が出来たことで企業としての健全性が保てる体制になりました。

また、厳しいときだからこそあらためて理念に立ち返り、自分たちの存在意義や、目的をしっかりセット出来たことも今後の当社の未来に関わる大変大きな出来事だったと感じています。

 

・   ビジネスモデルの転換(事業ポートフォリオの構築)

第8期までのecommitは、リユース品の海外輸出販売を中心としたリユース商社でした。

ただ、これだと海外の販売先の輸入規制といった、外部環境の変化によるリスクが大きい。

7期から8期にかけて大きく業績が悪化してしまった1番の要因はまさにこの輸入規制によるものでした。

『国内と海外の売上比率が3:7だったのを、国内売上比率を伸ばし5:5まで早急に引き上げる。』と決意を固め、リユース品を売買する単なるリユース商社からの脱却をはかり、国内での自社物流と、リユース、リサイクル、廃棄物といった目利き力を強みとした高付加価値サービス『EcoValueCycle』の強化を図ってきました。

まだまだ途上ではありますが、現在の国内、海外の売上比率は5:5になり、今後も国内での『物』ではなく『サービス』を売る事業を一気に伸ばして行きたいと考えています。

 

・   販路の拡大(販売先ポートフォリオの構築)

①    国内 前述の通り、第8期は国内での『物ではなくサービスでの売上向上』に注力してきました。それに加え、『商品の国内販売比率向上』にも力を入れました。

行政のクリーンセンターや、家電量販店など、自社の物流と調達網を活用した国内向け商品の仕入強化、また、目利き力を活かした服飾・小型家電のリユースセンター強化にも力を入れ、既存顧客への商品調達支援サービスの開始や、新たな卸販売拡大によるBtoBの売上は前期対比約200%の伸びとなりました。

インターネット販売や、ディスカウントショップとの協業による販売チャネルの拡大もはかり、BtoCの売上も順調に伸び、安定した販路の一つを築きつつあります。

 

②    海外 とは言っても海外向けの売上比率は依然として50%程度あり、大きな柱であるのにはかわりありませんし、海外の販路があることでお客様へのサービスの幅を広げられているということが、自社の強みの一つであるのは間違いありません。

この大事な強みを少しでも安定的なものにし、外部環境変化のリスクを最小限に抑えるために、9期は海外営業力強化に邁進してきました。

先ず、思い切って権限委譲を行い、創業から今まで私が兼任していた海外営業部長職をメンバーに任せる決断をしました。

10年程海外に駐在し、海外向けの営業一筋、そのうち数年は現地法人の社長も経験しているベテランを海外部長に迎え入れ、その全てを任せることにしたのです。

その結果、海外向けの営業力は一気に向上し、アジアの一部のエリアに偏りがちだった販売先が中東、アフリカ、東ヨーロッパなど、徐々に広がっています。

また、新体制のおかげで優秀なメンバーたちの潜在能力が一段と引き上げられ、結果的にチームで戦う力が大きく上がったと感じています。

予実管理能力が高まり、通年での計画実行はもちろん、その先にある中期目標へ向けた体制整備やメンバーのスキル向上に向けた動きも一気に加速しています。

 

・   不採算事業の立て直し、撤退

これは創業者である自分にとって、大変苦しい経験でした。

関西営業所に続き、福岡営業所の大幅縮小。

少しでも早く出血を止めなければ命取りになる。とにかくスピードを重視して断行しました。致命的な状況になる寸前で止められたのは間違いなくメンバーの力です。

この経験では色々なことを学びました。

足りなかったものは何なのか、縮小や撤退でどれだけお客様やメンバーに迷惑をかけるのか、小さな判断のミスの積み重ねや、怠慢が、放っておくとどれだけ大きな失敗に繋がるのか。といった経営を行う上でとても大事なものを刻み込まれた出来事でした。

この失敗をしっかり分析し、反省した上で二度と同じことを繰り返さないように新しい期を迎えたいと思います。

 

・   基幹業務のIT化への着手

『当時はまだ出来る体制ではなかった。』と言ってしまえばそれまでですが、あまりにも着手が遅かったと本当に反省しています。

9期に開発、導入したシステムは以下の通り。

・   日々の物流における計量システム

・   在庫管理システム

・   行政のクリーンセンターや、量販店から排出される商品のトレーサビリティーシステム

 

他にも着手中のものがありますが、もしあと3年早く動けていたら、今頃全く違う会社になっていたのではないかと思う程です。それくらいITの威力は凄い。

当社のITアドバイザーの菊さんこと菊永大志(元当社国内営業チームマネージャー、今年独立)と今年晴れて貿易チームから移動になったシステムチームマネージャーの佐藤さんのコンビで引き続き最重要課題として推進していきます。

 

その他にも、

・   人事評価制度の見直し⇒一人ひとりのスキルアップにフォーカスした人事評価システムの構築

・   給与テーブルや残業手当、通勤手当の見直し

など、少しでも働きやすい環境づくりと、公平公正な制度構築を目指して管理チームのメンバーが中心に頑張ってくれました。

 

【第9期に出来なかった事】

一方で出来なかったことも沢山あります。

・   各セクションの業務フローの可視化

・   中間管理職の育成制度

・   生産性最大化のためのオペレーションの仕組み化

・   営業所間のノウハウの水平展開の仕組み化

・   国内営業チームの営業力強化(東京オフィスの開設)

・   評価システムの運用体制整備

などなど。書ききれないほど課題山積です。

 

【節目である第10期に行うこと】

今期は、

 

1,         提案力向上

2,         体制整備

3,         魅力向上

 

この3大目標のもと、それぞれの部署では下記に取り組みます。

 

《経営戦略部》

①    ブランディング強化により企業(業界)イメージの向上

②    システム化による効率化の推進

③    戦略推進体制の整備

(損益管理、KPI設定、新規事業の開拓など全社戦略の構築・可視化の推進

・予実管理の徹底)

 

《営業部》

④    Eco Value Cycleの強化

⑤    事業ポートフォリオ構成によるリスクヘッジ

 

《管理部》

⑥    損益管理の徹底

⑦    職場の魅力向上

(制度面の不具合解消、成長志向の制度設計)

 

《店舗事業部》

⑧    実験店舗的アプローチの推進

⑨    社内販路としてのチャネル拡大

 

《事業部》

⑩    無駄の無い生産オペレーションのついゆう

⑪    新規事業の強化

⑫    収益最大化に向けた体制整備

⑬    営業力の強化

(現場の営業機能強化!)

 

これだけ見ると漠としていて何をやるのかわかりにくいと思いますが、項目ごとの具体的なアクションプランは凄いことになっています。(お見せできないのが残念ですが、、、。)

 

でもこれはあくまでプランにしか過ぎませんし、実行の段階で計画通りに進まないことなんてよくあります。というか殆どです。

そこで何ができるかが、何より重要だと考えているので一つ一つ確実に対応できるようメンバー一丸となって頑張りたいと思います。

 

今期末には皆で達成の喜びを分かち合い、笑顔で祝杯を上げているシーンをイメージして、先ずは今月、確実に進めていこう!

 

長文にお付き合いいただき有難うございました。

 

 

株式会社ecommit

代表取締役 川野輝之