みなさんこんにちは。
ecommitで経営戦略部長をやっております。永山です。
今日はまず、自慢します。
当社の新卒採用は、結果として毎年かなりユニークな人材の獲得に成功しています。
最近は、「エコミットはなぜおもしろい学生を採用できるの?」と聞かれることも増えてきました。
ということで、今日はそういう記事を書こうと思います。
おもしろい学生の定義
まず、おもしろい学生ってどんな学生か、ということですが。
まず、おもしろさの定義というのが本当に難しい。
単純に一緒にお酒を飲んで楽しい人、と、事業を一緒にやっていくうえでおもしろみを感じる人、というのは別です。
(もちろん、お酒を飲んでも、事業をやっても楽しい人、もいますが)
では逆に、おもしろくない人って、どんな人でしょう。これには結構答えられます。
例えば、面接で通り一遍のことしか答えない人。何を聞いても模範解答しか出てこない人。
こういう人からは、パーソナルな魅力がなかなか感じられず、
「この人といっしょにどんなことやったら楽しいかな」というイメージが膨らみません。
ということで、ここでは、おもしろい人=当社に新しい可能性をもたらしてくれる人と定義します。
そう考えると、世の中はおもしろい人だらけになります。
会社の中にいろんな人がいたほうが、いろんな可能性に触れられますから。
僕は採用の段階では、「この人が合流したら、当社はどんな風におもしろくなるだろう?」ということを常に妄想しています。
妄想の結果に自分自身がわくわくしたら、その妄想を相手の人にお話しします。
そしてその妄想に僕と同じようにワクワクしてくれる人は、結果的に入社の可能性が高い気がしますね。
そう。妄想採用、です。笑
おもしろい学生はどこにいるのか
では、面白い学生=当社に新しい可能性を吹き込んでくれる学生さんはどんなところにいるのか。
もうね、至る所にいます。あちこちに。
僕はそんないろんなところにいる面白い人たちに、ひたすら妄想を伝えていきます。
そして、その妄想を同じように面白がってくれる人に、プレミットのようなインターンや、人事担当者を紹介するようにしています。
そう、妄想採用なのです。
おもしろい学生に選ばれる組織とは
「面白い学生=当社に新しい可能性をもたらしてくれる人」と定義する以上、
採用の段階でコミットすべきは、給与や待遇だけでなく、当社にはどんな新しい可能性があるのかをしっかりプレゼンすることです。
そして、社内の一人ひとりが、自分だからこそできることをやっているということを伝える必要があります。
そのために、当社ではプレミットという採用直結型の短期インターンシップを、新卒・中途の区別なくルール化しています。
そこでは、当社が実際に抱える課題を見ていただき、その解決策を妄想としてプレゼンテーションしていただきます。
そして、その妄想に対して、役員全員が全力でフィードバック(という名の、追加妄想)を繰り広げます。
前向きな方は、だいたいこの時点で、「あ、なんかこの会社おもしろそう」となります。
そう、妄想採用なのです。
まとめ
当社はまだまだ創業して10年ちょっとのベンチャー企業です。
今できることよりも、将来できることを加速度的に増やしていくことでしか生き残ることができません。
ここまでさんざん、ネタのように「妄想」と書いてきましたが、
これをちょっと真面目な言葉に言い換えると、「創造」です。
ともに価値を作るということについて、一緒にワクワクできる人を見つけること。
そして、その人にワクワクする未来を伝えること。
この価値創造というプロセスは、実は一部の特定の超優秀な人達のためのものではなく、
広く世の中の多くの人と共有できることなのではないかなと思います。
「エコミットはぜおもしろい学生を採用できているの?」
という質問に対しては、こう答えることができます。
「当社が内定を出した学生に限らず、社会の学生をひとりひとりを見渡せば、ほとんどの学生はおもしろいし、ユニークです。
そんななか、当社では、一緒におもしろいことにチャレンジしてくれそうな人をじーっくり探してきた結果、振り返るとめちゃくちゃおもしろいチームになってました」
すべての人は独自性とおもしろさを持っています。
組織にできることは、その一人一人が最高に輝けるような環境を整えることくらいなのではないかなと思うのです。
みなさんはどう思いますか?
この記事を書いたライター
株式会社ecommit
取締役 ブランド戦略部長
永山由高
1983年鹿児島県生まれ。高校まで鹿児島で育ち、福岡での大学生活を経て2006年から日本政策投資銀行へ。リーマンショックが契機となり鹿児島にUターンしてからは、まちづくり会社(鹿児島天文館総合研究所Ten-Lab)の代表をしながら、ecommitに参画。現在は取締役として経営戦略を担当している。趣味のエアギターはかなりの腕前で、2018年には日本選手権で2位に入った。