私が学生時代に(あまりやっていない)勉強以外で時間を割いてきたことは以下の3つです。
・カナダ留学(約1年)
・ファシリテーションの勉強と実践
・長期(最長で2年弱)インターン
自分で見ても、一般的に見ても
「割と充実してるんじゃないかな?」という内容だと思います。
ただ、この3つすべてに共通しているのは、どれも
「よし、充実した学生生活を送るぞ!」
と思ってやり始めたことではない、ということです。
カナダ留学
留学のきっかけは、高校時代から洋画をきっかけに海外への強い憧れを持ち、
いつか行ってみたい、現地で生活してみたい、という漠然とした思いがあったのと、
海外旅行系のサークルの大先輩から「学生のうちに世界を見に行きなさい!」という一言の後押しで、行き先を探すところから動き出しました。
気づいたらカナダ行きの航空チケットと、ピカピカの大きなスーツケースを抱えて空港へ向かっていました。
行くからには英語も習得したいというモチベーションも湧き、結果的に現地に行ったら、言語だけでなく様々なバックグラウンドを持つ人達(日本人も含め)との出会いがあり、20歳になったばかりの私の価値観と世界は一気に広がったのでした。
ファシリテーションの勉強と実践
カナダから帰国して燃え尽き症候群になっていた私は、1年ほど勉強にも遊びにもやる気が出ない、という時期が続いていました。
そんなとき、たまたま国際交流のボランティア団体のイベントに参加したことがきっかけで、ファシリテーションという概念と、その師匠に出会いました。
・中学時代から課題として気になっていた「チームをつくる」ということ
・「トップダウンにならない合意形成」というテーマ、
・カナダで感じた「多様な生き方、在り方」
それらの答えがある気がして、あっという間に弟子入り志願をしていました。
そこから、本やWEBで事例を学んだり、師匠についていって現場で学ぶ日々、
そこから少しずつ任せてもらったり、ついには自分で場を持つ機会をもらったり、作ることができるようになりました。
長期インターン
ファシリテーションの師匠に弟子入りしたのと同時に、当時、師匠が勤めていた会社でインターンをするのが、ファシリテーションを学ぶ時間をできるだけ長く確保するにも最適だろう、というのがきっかけでインターンをすることになりました。
気づけば、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」やビジネス基礎スキル教育も受け、俗に言う「ベンチャーマインド」のようなものがインストールされていました。
インターン先の上司、インターン生の仲間たち、取引先の経営者たちとの出会いは、かけがえのないものになりました。
仕事にものめり込み、仲間たちとの仕事が楽しくて仕方なかったので、自ら望んで徹夜したり、会社に泊まったり、なんてこともしょっちゅうでした。
あなたにとっての充実は?
こうして気づいたら、私が大学に籍を置いた期間はトータルで6年間になっていました。
(お気づきかと思いますが、医学部卒ではありません。)
それからたくさんの仲間、気づき、少しのスキルを身につけることができました。
でもそれは「充実させよう!」と思って探して見つけたものではなく、
自分が「楽しそうだ!」とか「面白そう!」と純粋に興味を惹かれたものに努力や時間やお金を費やしてみた結果、得られたものなのだなぁと、改めて思うのです。
だから、「留学したら学生生活が充実する」とか
「インターンしたら学生生活が充実する」とかっていうのも結局のところは人による、と私は思います。
「自分が一生懸命楽しめること」に自分を費やすことが、学生生活を、いや、社会人にとっても日常を充実させる鍵なのではないかな?と思うのでした。
この記事を書いたライター
株式会社ecommit
海外営業部マネージャー
濱津綾乃
熊本出身、鹿児島大学に進学。学部卒なのに、気づけば6年間大学に在学。やりたいことがわからず迷走していた時期に川野社長のプレゼンを聞き、今すぐやってみたいことはこれだ!と確信。その直後、カフェで社長へ直談判しecommit初の新卒として入社。入社後は国内・海外営業、人事に携わる。中東に女一人で2週間放り出されたりしているが、当人はとても楽しんでいる。