こんにちは!学生ライターの野本です。
「新型コロナウイルス」については、感染拡大を阻止するために日本中で懸命に対処していますが、企業としても真剣に対応しなくてはならない状況になってきました。
そんな中、ウイルスの蔓延を防ぐためにリモートワークを推奨する企業も増えてきました。
僕が所属している株式会社ecommitではリモートワークを導入しているので、自分も東京いながら鹿児島で働く皆さんと一緒に仕事をしています。
今回はエコミットを例にして「リモートワークって、実際どうなのか?」
紹介したいと思います!
その前に、まずはリモートワークを導入するメリットについて少し考えてみました。
リモートワークを導入するメリット
①時間を有効に使うことが出来る
1つ目は「時間」です。
自宅や近くのコワーキングスペースなどで仕事をすることで、今までの通勤時間をそのまま自分の時間にしたり、仕事の時間に充てたりできます。
例えば、通勤に往復2時間かかる人が週に1日のリモートワークを取り入れた場合、月に8時間の節約になります。ほぼ1日分の勤務時間が自由に!!
②仕事のモチベーションにつながる
人によりますが、「通勤時間がしんどい…」「満員電車に乗りたくない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
働く場所が変わり、それが解消されることで、仕事のモチベーションが上がる人もいるはずです。
自分の話になりますが、僕は現在リモートワークで記事を書いています。東京に住みながら鹿児島の仕事をできる経験ができ、学生ながらも「働くこと」に対して、モチベーションが上がります!しかし、これを鹿児島に通いながらやるとしたら、さすがにかなり足が重いです。
③経費の削減
これは企業側のメリットですが、自宅でリモートワークをする社員が増えると、大きなオフィスが不必要になるかもしれません。
実際、オフィスを持たない企業も存在します。各々の場所で仕事をしてオフィスを縮小すれば、固定費の削減につながります。
また、通勤・出張による移動経費の削減はもちろんのこと、CO2排出量の削減にもつながることは、環境ビジネスを生業とするecommitとして、大切にしたい視点です。
今は「新型コロナウイルスの蔓延をふせぐため」という印象が強いリモートワークですが、このようにさまざまなメリットがあります。
実際、ecommitではどのような形でリモートワークが行われているのでしょうか。
ecommitのリモートワーク
鹿児島県の薩摩川内市に本社をおくエコミット。
鹿児島市からは1時間くらいかかるので、決して近い距離ではありません。
そんなエコミットでは、昨年の11月より鹿児島市内のコワーキングオフィスでも仕事ができるようになりました。
きっかけは鹿児島市内に住む社員が増えたことへの対応でした。
しかし、住む場所の問題だけでなく、子育てをしているスタッフや兼業副業スタッフが増え、一人一人の働き方をサポートしたり、状況に合わせて効率的に時間を使ってもらえたりできる環境づくりによって、会社にも社員にも良い影響があったようです。
リモートワークをしている社員に話を聞いてみました!
話を聞いたのは、株式会社ecommit広報ブランディングチームの森下さん。
週3日は鹿児島市内のコワーキングオフィス、週2日は薩摩川内市の本社オフィスという働き方をしています。
Q.リモートワークを取り入れてから変わったことはありますか?
(森下)
大きく通勤時間とモチベーションの2つの点で変わりました。
通勤に関しては、電車と徒歩で1時間半くらいかかっていたのが、徒歩で20分くらいになりました。もう革命ですよね(笑)移動時間が減ることで、別のことに時間を使えるようになったのはありがたいです。
モチベーションで言えば、「もっと効率的に、もっと早く」という意識をもつようになりました。私の上司のマネージャーは桜島に住んでいます。なので、リモートワークが基本となり、同じ場所で仕事をする時間は長くありません。だからこそ、業務や時間を自分で管理する必要性を感じ、時間を効率的に使おうという意識につながったと思います!
Q.鹿児島市内にオフィスがあると新たな出会いも生まれるのでしょうか?
(森下)
シェアオフィス(兼コワーキングスペース)を利用しているので、他の企業さんとの交流も生まれました。また、以前とは違って気軽に鹿児島市内のセミナーなどに参加したり、(広報ブランディング業務の一環で)多くの学生に会うようになりました。交流は確実に増えたと思います!
Q.本社オフィスにいる社員とのコミュニケーション量が減ると思うのですが、何か気をつけていることはありますか?
(森下)
会話量はどうしても減ってしまうので、本社オフィスに出社したときは自分の近況を積極的にシェアしています!「最近は学生とこんな取り組みをしていて、こんなところに行きました!」といった具合で話します。
Q.リモートワークだとビデオ会議をする機会も多いですよね。何か工夫していることはありますか?
(森下)
会議に参加している全員が「同じ時間に同じことをしている」意識を持てるように工夫していますね。私のチームでは、スプレッドシートで議事録を作って画面共有しながら会議をしています。そうすることで、今何について話しているか分かりやすくなるかと思います。
Q.正直家でも仕事ができるなら実践したいですか?
(森下)
実践できたら嬉しい。家に限らず、例えばカフェやフリースペース、人によっては営業車をコンビニの駐車場に停めてなど、状況に合わせて場所を選んで、うまく時間を使えるようになるといいですよね!
森下さんありがとうございました!
広報ブランディングチームには森下さんの他にも、兼業していたり、学生社員かつ県外に住んでいたりなど、いろいろな社員がいます。すでにリモートワークをうまく活用して各々仕事を進めているようです。
ビデオ会議のコツ
話でもあったように、リモートワークを始めると欠かせなくなる「ビデオ会議」についてまとめました。
(参考:キャリアコンパス 相手に「伝わる」ビデオ会議、14の鉄則。全社員リモートワークのソニックガーデンに聞く
https://ix-careercompass.jp/article/3810/)
・自分が話についていけているか確認する
ビデオ会議では相手の顔が見えないこともあり、誰が何について話しているのか分かりにくくなります。そのため、以下のことを意識すると良いです。
①もし途中で話の内容が分からなくなったら、早めに確認する
②「あれ」「これ」などの指示語をなるべく使わず、参加者が会話のイメージをできるような配慮をする
・議事録はドキュメントで準備して画面共有
森下さんが話していたように、パソコンの画面を共有することで「同じ時間に同じことをしている」、つまり会議に「臨場感」を持たせることができます。GoogleドライブやDropboxなどで管理することで、後で見直したり共有することもできます。
・自分が話さないときはミュート
今誰が話しているのか明確にさせるためにも、自分が話さないときはミュートしたほうがベターです。
・相槌を大きく打つ
相槌を大きく打つと、話を聞いているのが相手にしっかり伝わります。自分の発言がどんな風に受け止められているのか、画面上では分かりづらいことも多いです。無反応だと不安になりますし、何かリアクションを取ると話し手も安心するかもしれません。
おわりに
エコミットのリモートワークは「郊外→都市型」で少しレアケースですが、「効率を高める」という点では変わりません。
また今後も新しい形のリモートワークが取り入れられるかもしれません。
その時にはまた話を伺ってみようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
この記事を書いたライター
株式会社ecommit
学生ライター(中央大学3年生)
野本 洸太朗
1998年山梨県生まれ。父親の仕事の影響で小さい頃から転勤を繰り返して育ってきた。高校は愛知県。現在は東京で学生生活を送っている。大学2年生まで学生団体に所属して、海外インターンシップの運営をしていた。自分自身もインドネシアで6週間インターンをし、モリンガという植物を広める活動をしていた。モリンガこそ最強の植物だと思っている。