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環境ベンチャーで育て上げられた僕が伝えたい「学生社員」のススメ〜vol.1

野崎翔太
鹿児島大学法文学部4年

2020年01月28日

ワークスタイル学生新しい働き方

はじめまして、鹿児島大学法文学部人文学科4年の野﨑翔太です。

私は2018年9月から2019年7月までの丸10ヶ月間、大学を休学の上で、株式会社ecommitで学生社員として働かせていただきました。今回、その学生社員としての経験を、前後半2つの記事でご紹介させていただきたいと思います。

すべての始まりは一通のメッセージから

そのお誘いはあまりにも突然なものでした。

「のんちゃん(ニックネーム)、ゴリゴリのビジネスに興味があれば、インターンしてみない?」

大学生として鹿児島の地域イベントで面識のあった、当時人事担当をしていた方からそんなメッセージが飛んできたのです。

当時の自分は、留学や就職もしくは大学生としての活動を広げるなどの進路を明確に決めきれずに、休学をすることだけは決めているというどこかふらふらとした学生でした。

自分だけの力で何かを一から始めるより、既にあるものを活かして自らの経験を増やすことができる機会はとても魅力的に感じられ、二つ返事で「やりたいです!」と返信したのを覚えています。

PRE-MMITを経て正社員へ

そこから話は早く、夏休み期間中にecommit独自のインターンプログラム「PRE-MMIT」に参加することになりました。

ですが、そのインターンに参加する前に一度会社を訪ねた際に、自分の話を聞いてくださった上で「一緒に働こう!」と、まさに鶴の一声のようにお声掛けいただいたこともあり、自分にとって「PRE-MMIT」は実力試しのような3日間でした。

3日間を通して与えられたお題は、「ecommitの特徴をよく理解した上で、地方モデルの新規事業を発案してください」というもの。

ecommitのビジネス分野である静脈産業と呼ばれる業界の知識があったわけではありませんでしたが、各部署の社員さんにお時間をいただいてインタビューを繰り返し、最後は今までの鹿児島での経験と知識を活かした、空き家を活用したアイデアを成果として発表することができました。

プレゼンのタイトルと表紙。

そんな3日間を経て、正式に国内営業部への配属が決まったわけではあるのですが、何よりこの3日間を通してecommitで働くことへの安心感を得ることができたことが、当時の自分にとって大きな収穫だったように今では感じています。

学生社員としての船出

2018年9月18日、初出社日の朝にアパートの廊下から見上げた秋晴れの青く澄んだ空は、今でも目に焼き付いています。

社員になったといっても、学生の自分が最初から業務に深く関わることができるわけはなく、最初はタイピングやofficeソフトの使い方の練習から、ビジネスマナーについても学び、少しずつ事務的なお仕事から関わる幅を広げていきました。

そして、国内営業部の一員としてお客様を担当する役割をいただくことになっていきます。

関東エリアの担当になり、最初は打ち合わせも商談も社長の後ろに引っ付いていくのに精一杯でしたが、隔週に一回の出張が習慣として板についてきた年の終わり頃には、ecommitの一社員としての生活にも慣れ、自分なりに考えて行動を起こせるようになってきていたように思います。

もちろん最初は、商談や打ち合わせの際の振る舞いや内容の理解、鹿児島のオフィスと各営業所の現場の方々とのコミュニケーションであるとか、初めてのことがなかなかうまくはいかず苦しいこともたくさんあったのが正直なところです。

ですが、今思うとあの時の経験の量と成長のスピードは、学生という身分のままでは決して得ることができるものではなく、一社員として会社が持つリソースをある意味自分のためにも使わせてもらうことができたからこそ得ることができたと感じています。

そして、入社前の想像を超える自分の成長に実感を抱きつつ、年明け以降の出張予定を楽しみに思いながら年末年始の休みを過ごしたことを覚えています。

(年末の東京出張にて、同僚との食事。筆者右。)

いよいよ年が明け、営業としてひとり立ちするようになっていくのですが、そのお話はまた後半にて。学生社員としての奮闘と成長の過程をお楽しみに!

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「未来につながる働き方」「未来をつくるプロジェクト」「未来をいきる組織づくり」についてお届けするC-LOG。ここでは様々なフィールドでご活躍されている皆様に執筆いただいた原稿を「特別寄稿」として掲載していきます。

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